[メイン2] 原村 和 : middle「視点はミクロに、マクロに」登場:任意
[メイン2] 水野愛 : 38+1d10 登場/リザレクト (38+1D10) > 38+6[6] > 44
[メイン2] 原村 和 : (私はさっきの分の侵食率を上げました)
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2]
原村 和 :
こうして────任務の第一歩が踏み出されたのだ。
マイクロビキニと共に。
[メイン2]
原村 和 :
ここは、相変わらずのプライベートビーチ。
その一つ、海の家のような場所で、原村と水野は座っていた。
[メイン2]
原村 和 :
ここはUGNの傘下であるため、こんな大きな広場でもレネゲイドを行使しても構わない。
……相変わらず、UGNの勢力には脱帽です。
[メイン2]
原村 和 :
「それにしても、この服……本当に、何とかなりませんかね……」
[メイン2] 原村 和 : と、無表情を水野に困ったように向ける。
[メイン2] 水野愛 : 「……本当にね…記憶処理でどうにかしてるって言われても…この格好で外を出歩くのは…」
[メイン2]
原村 和 :
紐のような白い糸は、原村のはち切れんばかりの肉をようやくと支えていた。
胸や下半身が引き締まり、色々と大変なことになっている。
[メイン2]
原村 和 :
「ま、全くですよね……!!
ましてや水野さんはアイドル、この格好が広まったら一大事じゃないですか……!」
[メイン2] 原村 和 : 無表情で、変わらない顔ながらも、こくこく!と強く頷く。
[メイン2] 水野愛 : 「まあね…そこはUGNに何とかしてもらってるけど…」
[メイン2]
原村 和 :
資料によれば、水野愛は「伝説の平成アイドル」のCNが与えられいるほどの、超有名アイドル。
あまり他の事を知らない原村でも、耳に入るほどの著名人だ。
[メイン2] 水野愛 : 「……なんとかしてもらってても、恥ずかしいわよ…!」
[メイン2] 水野愛 : 自分の気を紛らわせるために平気な振りとかもしてみたけど…無理!
[メイン2]
原村 和 :
ペンギンのぬいぐるみを、なでなで、としながらも。
やはり恥ずかしいので、ぬいぐるみで体を隠すようにしながら。
[メイン2]
原村 和 :
「……私も正直、とても恥ずかしいです
人の目線がとにかく、気になります……!」
[メイン2]
原村 和 :
「ですが……待っているだけではなく、自ら事件を解決しようとする水野さんの心は、尊敬に値します。
私も、それが一番確立が高いとわかっていますから、こうして働いていますし。」
[メイン2]
水野愛 :
「そ、尊敬だなんてそんな…」
照れくさそうに笑って
[メイン2]
原村 和 :
MBの餌食となったオーヴァードは多数います。
もちろんこんな姿で外を出歩けないので、普通なら、事態が収束するのを待つだけです。
ですから、危険が待ち受けながらも参加した水野さんには、頭が上がりません。
[メイン2]
原村 和 :
照れくさそうに笑う彼女に、こくり。
無表情ながらもどこか、微笑んだように頷き。
[メイン2] 水野愛 : 「和だって確率が高いっていうけど…隠れて待ってても事件解決の可能性はあるわけだし…」
[メイン2] 水野愛 : 「こうして、恥ずかしくても…自分から動ける勇気があるんだから…!」
[メイン2] 水野愛 : 「お、お互い様よ!お互い様!」
[メイン2] 水野愛 : 途中から照れくさくなって、早口でそう言う
[メイン2] 原村 和 : 水野の言葉に、褒められるとは思っていなかったのか、ぱちぱちと目を瞬き。
[メイン2]
原村 和 :
「あっ…………!……そう言われるとは思っていませんでした。
水野さんは、優しい方なのですね……」
[メイン2] 原村 和 : そして、ぎゅう、とぬいぐるみを抱きしめる。
[メイン2] 原村 和 : ……まさか、褒められるとは……。ちょ、ちょっと……嬉しいかも、しれませんね。
[メイン2] 原村 和 : 白い肌を少し赤くしつつも。
[メイン2]
原村 和 :
「そっ、それならば……
事件解決のためにも、素早くこなしてしまいましょう……!」
[メイン2] 水野愛 : 「そ、そうね…!」
[メイン2] 水野愛 : 「さっさと解決して、この服ともおさらばしましょう!」
[メイン2] 原村 和 : そう返した水野に頷き、端末をぽちぽち、と。
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2]
原村 和 :
・今回の事件に関与している”クラックト・シーシェル”について
情報:UGN
[メイン2] マイクロビGM : 8
[メイン2] 原村 和 : 1dx+2=>8 (1DX10+2>=8) > 8[8]+2 > 10 > 成功
[メイン2] マイクロビGM :
[メイン2]
マイクロビGM :
・今回の事件に関与している”クラックト・シーシェル”について
クラックト・シーシェルは、構成員の力が他セルと比べても強大であり
内部の動きを把握することは、不可能に近いとされているが
活動中のエージェントの顔等は指名手配済みであり、どのエージェントが本件に関わっているかは分かった。
コードネーム『シーカーニバル』、元UGNチルドレンの青年である。
もちろんマイクロビキニを着ている、牛柄の。見た目は、長い金髪と赤の瞳、そして褐色の肌と、特徴的であり、その見た目の奇抜さから、出会えばすぐに分かるだろう。
本件に関わるFHエージェントはこの者のみであるようだ。
[メイン2] マイクロビGM :
[メイン2] 原村 和 : 「…………えっ!?」
[メイン2] 原村 和 : 字面を確認し、もう一度見る。
[メイン2] 原村 和 : 「……男の方ですか~~~……!!」
[メイン2] 水野愛 : 「…え゛!?」
[メイン2]
原村 和 :
しっかりとマイクロビキニを着てる男性と書かれている。
危惧されていたことが本当に起きてるとは。
[メイン2] 原村 和 : 水野さんに、端末の情報を共有して。
[メイン2] 水野愛 : 「……………なんていうか、その」
[メイン2] 原村 和 : 「……はい。」
[メイン2] 水野愛 : 「……でも、この人は被害を増やしてる側なのよね」
[メイン2] 原村 和 : こくり、と頷く。
[メイン2]
原村 和 :
「被害者の方……ではないです。
むしろマイクロビキニを受け入れているかもしれません」
[メイン2]
原村 和 :
むしろ布教を……と言いかけて、マイクロビキニの布教……???
となったので、一旦そこはとどまった。
[メイン2] 水野愛 : 「受け入れてる…元UGNのチルドレンが…」
[メイン2] 水野愛 : MBに洗脳効果でもあるのかと、ちょっと最悪な想像をしたが
[メイン2] 水野愛 : 首を慌てて振って
[メイン2]
原村 和 :
「あ……それについては恐らく、確率は低いかと。
私は数か月着させられていますが、その、恥ずかしいままですから」
[メイン2] 水野愛 : 「………数か月。」
[メイン2] 水野愛 : 改めて、和の方に向き直って
[メイン2] 水野愛 : 「…あなた、やっぱり凄いわね」
[メイン2] 原村 和 : 洗脳効果を危惧した、という事を”ノイマン”の頭の回転で読み取った。
[メイン2]
原村 和 :
「……へっ!? そ、そうですね……!
その、だらしない体なので、さらけ出すの恥ずかしいんですが……!」
[メイン2] 原村 和 : 和の体は、発達した豊満な胸や太ももが露になりつつも。
[メイン2] 原村 和 : 「水野さんのような、スラっとしたスタイリッシュな体じゃありませんし…!」
[メイン2]
原村 和 :
ちらりと、水野に目を向けつつ。
……やっぱりアイドルさんは、顔だけでなく、こういう所も綺麗なんですね……。
[メイン2]
水野愛 :
「だらしなくなんかないわよ…!その…大きいのには、すごい憧れるし」
後半はごにょごにょと
[メイン2] 水野愛 : 「それに私は屍人だから…それで成長してないだけっていうか…」
[メイン2]
原村 和 :
水野の言葉を聞き取れなかったのか、首をかしげ。
その衝撃でぽよんと揺れつつ。
[メイン2] 原村 和 : 「あっ……屍人……ですか」
[メイン2]
原村 和 :
屍人。それは一度死に至り、死人となりながらも蘇ったもの。
理性のあるゾンビと言えばいいだろうか。
[メイン2] 原村 和 : 一度死ねば、日常からは死んでしまったものとして外れてしまう。自らは生きているのにも関わらず、だ。
[メイン2]
原村 和 :
「……そうだったんですか……それは失礼をしました」
無表情ながら、困り眉になり、ぺこり。
[メイン2] 水野愛 : 「そ、そんな気にすることじゃないわよ!?私自身そんなに気にしてないし…その…ちょっとした負け惜しみみたいなもので……」
[メイン2]
原村 和 :
「ですが、そうだとしても、綺麗だと思います
日常を続けているというのは……確率を考えずとも、100%素晴らしいことですから」
[メイン2] 水野愛 : 自分で気にしてない。ということは生死にまつわる感覚が薄れてるということだけど
[メイン2]
原村 和 :
……私はレネゲイドのせいで、好きだったデジタル麻雀を辞めてしまい、雀士を降りてしまった。
挙句の果てにこんな服まで着させられているわけだけれど。
[メイン2]
原村 和 :
だからこそ、和はいまだアイドルというものを続ける彼女には、憧れと希望を持った。
無表情の中に、キラキラとした目を見せつつ。
[メイン2]
水野愛 :
「……和が100%というなら…私が生き返って、こうしていることも…きっと素晴らしいことだわ」
マイクロビキニは置いておいて。
[メイン2] 水野愛 : 「…少しは、自分の体にも自信を持たないとね」
[メイン2] 原村 和 : 「……きっと、私たちの出会いにも……高い確率で、意味はあるんですよ!」
[メイン2] 原村 和 : 水野の言葉ににこり、無表情の中で微笑んで。
[メイン2]
原村 和 :
「そうです……水野さんは、とっても可愛らしいんですから……!」
ペンギンのぬいぐるみの右手を動かして、そうだそうだ!みたいにやってる。
[メイン2]
水野愛 :
「…フフ」
そんな姿に、ニッコリと笑顔を浮かべ
[メイン2] 水野愛 : 「ありがと、和。」
[メイン2] 水野愛 : 「なんかさらにやる気が湧いてきた!二人と合流する前に、もう少し調べてみましょうか!」
[メイン2] 原村 和 : 「……!」
[メイン2]
原村 和 :
彼女の見せた情熱に、目を大きく見張りつつ。
はいっ!と、頷く。
[メイン2] 水野愛 : 頷き返し、自分の端末を取り上げて
[メイン2] 水野愛 :
[メイン2]
水野愛 :
・今回関与している”シーカーバニル”について
情報:UGN
[メイン2] マイクロビGM : 8
[メイン2]
水野愛 :
社会1だし!
援護の風ウィンドブレス!
[メイン2] 水野愛 : (1+0+5)dx+12 〈情報:UGN〉 (6DX10+12) > 10[1,5,6,7,8,10]+2[2]+12 > 24
[メイン2] マイクロビGM : 相変わらず無法だねぇこれ…
[メイン2] マイクロビGM :
[メイン2]
マイクロビGM :
・今回関与している”シーカーバニル”について
元々UGNで育ったチルドレンであり、そのまま成長後もエージェントとして活躍していたが
ジャーム討伐任務にて、苦戦を強いられ、仲間を庇う形で戦場に一人残り、その後の記録は途絶えている。
なお、その際の侵蝕率は150%であり、今もなお帰還していないことから、ジャームとなっていることが推測される。
戦闘実績を考慮した場合、彼はUGN内でも上位にその名が上がるほどのRC技術を持っている。
戦闘で敗北したことは、上記の例を除き一つも無い優秀なエージェントであった。
そんな彼が、マイクロビキニを着ている、つまり無限大の力が引き出されているということを考えれば、戦闘した際の被害は想像に容易いだろう。
[メイン2] マイクロビGM :
[メイン2]
水野愛 :
「………」
端末を黙って読んでいたが
[メイン2]
水野愛 :
「優秀な人だったみたい…シーカーバニル」
そう端末を見せて、和と情報を共有する
[メイン2] 原村 和 : 水野に体を寄せて、端末の情報を見つめる。
[メイン2]
原村 和 :
「本当ですね……実績だけならば、トップクラス……!
ですが、そんな方でも、一度ジャームとなれば、UGNを追われてしまう……ですね」
[メイン2]
水野愛 :
「……うん。仕方ないことだけど、ね……
そんな人が、ジャーム化して、今マイクロビキニを着ている…」
[メイン2]
原村 和 :
「力を使えば、日常に帰ってこれるかは”賭け”……
ですが、安牌を取らず、勝負に出る理由があったのでしょう」
[メイン2] 原村 和 : 「…………マイクロビキニを…………」
[メイン2]
原村 和 :
マイクロビキニ、ですかぁ……。
しょうがないことではありますが……。
[メイン2] 水野愛 : うーん…そんなすごい人のマイクロビキニ姿、見たくないなぁ
[メイン2] 原村 和 : まさしく、シーカーニバルさんの尊厳が削れている気がします。
[メイン2] 水野愛 : 「……ま、まあそれは今は置いておきましょう!」
[メイン2] 原村 和 : あはは……と、無表情ながらも苦笑い。
[メイン2] 水野愛 : 「ともかく情報は集まってきたし…あとはどうやって接触を止めるか、ね」
[メイン2] 原村 和 : 水野に、真剣な表情で頷く。
[メイン2] 原村 和 : 無表情ではあったが、その顔は”仕事”の顔であり。
[メイン2]
原村 和 :
「この方を止めるのならば、純粋な戦闘の場合、4人掛かりでは勝てません。
私の”頭”が導き出しました。」
[メイン2]
水野愛 :
「ふむ…」
真剣な顔で話を聞く
[メイン2] 水野愛 : ノイマンである彼女がそう言うなら、よほどの強敵なのだろう
[メイン2]
原村 和 :
桃色の髪を揺らし、ついでに大きな胸も揺れつつ。
水野の方へと、きりっとした顔で向き。
[メイン2]
原村 和 :
「なので……拳ではなく……言葉で、止める必要がある。
どうにか、接触を止めるように、折衷案を付ける……」
[メイン2] 原村 和 : 「それが、私と水野さんの目的となれば、と……」
[メイン2] 原村 和 : 水野の目線に、少し恥ずかしげにぬいぐるみに頭を埋めつつ。
[メイン2] 水野愛 : 「そうね…対話で止められるなら……それが一番いいわ」
[メイン2]
水野愛 :
彼は現在、加害者側なのだけど…
経歴を知ったら、やっぱり全部悪いとは思えなくて
[メイン2]
水野愛 :
せめて理由を聞いてみたい、と
そう思った
[メイン2] 原村 和 : 「…………!」
[メイン2]
原村 和 :
その言葉に、少し顔を見上げて。
……やっぱり、優しい方です。
シーカーニバルさん自身を、止めようとする意志を持ち合わせている、なんて。
[メイン2]
原村 和 :
もちろん、私自身も気になります。
他人のために動いた彼が、マイクロビキニを着る今、どういった気持ちでFHにいるのか。
[メイン2] 原村 和 : 一体どんな”賭け”をしているのか……と。
[メイン2] 原村 和 : こくりと、彼女に頷いて。
[メイン2] 原村 和 : 「では、今から会いに行くのが……一番解決の確立が高い方法、ですね!」
[メイン2]
原村 和 :
ぎゅっと、水野の手を握り。
そして、座っていた席から立ち上がる。
[メイン2] 水野愛 : 「ええ。行きましょう!」
[メイン2] 水野愛 : 決意を込めて立ち上がり
[メイン2] 原村 和 : もちろん立ち上がったので、ぽよんと胸が大きく揺れつつ。
[メイン2] 水野愛 : その手をぎゅっと握り返した
[メイン2] 水野愛 : …胸はそんなに揺れなかった
[メイン2]
原村 和 :
原村和は、元デジタル雀士であり、ノイマンシンドローム。
一般人と比べ脳の回転はかなり高い方であった。
[メイン2]
原村 和 :
そんな、人の”変異種”、天才ともいえる彼女は。
[メイン2]
原村 和 :
……立ち上がっちゃいましたけど、み、水野さんに、大事な所……見られてませんよねっ……!?
こんな体なんですから、色々と……零れないようにしないと……!……うぅ……は、恥ずかしい……
[メイン2]
原村 和 :
し、しかも……水野さんの体も、本当にモデルさんのようで綺麗で……
死人とは思えない位透き通ってて……
……って違う……!そ、そんなふしだらな目で見てはいけません……!
[メイン2] 原村 和 : もんもんと、凡人のような、マイクロビキニへの葛藤を抱えていたのだった。
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2] 原村 和 : climax「天使とアイドル」登場:任意
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2] 水野愛 : 57+1d10 登場/リザレクト (57+1D10) > 57+1[1] > 58
[メイン2] 原村 和 : 52+1d10 登場/リザレクト (52+1D10) > 52+1[1] > 53
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2] 原村 和 : 事件はこうして、解決へと紐解かれた。
[メイン2]
原村 和 :
りあむ、フォーリナーが園本への援助を行う。
原村、水野が自らの思いでシーカーニバルを止める。
[メイン2] 原村 和 : それぞれ、全身全霊で行動したことで、一旦はマイクロビキニが襲いかかるという非日常から、平穏は訪れた。
[メイン2] 原村 和 : これは、円満に解決した……少し後の話、である。
[メイン2] 原村 和 :
[メイン2]
原村 和 :
ここはUGNが管理しているプライベートビーチ。
MBの対策をすると共に、UGNの職員が羽を伸ばすにはピッタリの場所である。
[メイン2]
原村 和 :
その内の一軒、海の家。
原村和は、後日の取り決めを水野と約束を取り付けていたのだが。
[メイン2] 原村 和 : 「……」きょろきょろ。
[メイン2] 原村 和 : 「……」そわそわ。
[メイン2] 原村 和 : 顔をほんのりと薄く赤くしつつ、原村は辺りを歩いていた。
[メイン2] 原村 和 : 不審者顔負けの不信ステップであった。
[メイン2]
水野愛 :
「どうしたの、和?」
不思議な動きをしている和の背後から、声をかける
[メイン2] 原村 和 : 「ひゃうっ!??!?」
[メイン2]
原村 和 :
素っ頓狂な声を上げて、ぴょいんと飛び上がり。
おそるおそる……と、愛の方へと顔を向ける。
[メイン2] 原村 和 : 「あうっ、あ、あい……水野さん……こ、こんにちは……」
[メイン2]
水野愛 :
「?」
きょとん、とした顔をして小首を傾げる
[メイン2] 原村 和 : 愛と和の間には、絶妙に隙間が空いていた。
[メイン2]
水野愛 :
「うん、こんにちは」
挨拶に答えつつ
[メイン2] 原村 和 : 水野のその様子に、無表情の顔に、安堵の色が一瞬見える。
[メイン2] 原村 和 : 「……あの、その……気にしてないんですか……?」
[メイン2] 水野愛 : 「気にする…?なにを…?」
[メイン2] 水野愛 : 心当たりがない、という顔で
[メイン2]
原村 和 :
「……それなら、良かったのか、悪かったのか……
え、えっと、ですね」
[メイン2]
原村 和 :
「……事件の終わりごろ、水野さんに……その……
近づきすぎたというか、そのっ……愛さんとも、言ってしまいました、し……」
[メイン2]
水野愛 :
「なんだ、そんなことでビクビクしてたの?」
あはは、変なのと笑いつつ
[メイン2] 水野愛 : 「そんなこと気にしてないわよ。むしろ今日は距離があって違和感あるぐらい」
[メイン2] 原村 和 : へ、ヘンじゃないですよぅ!と言い返す。
[メイン2] 水野愛 : 「それに私は最初から和って呼んでたし」
[メイン2]
原村 和 :
実際和は────事件が終わり、家に帰ってから。
「ああぁああ……!!な、なんてことしてしまったんですか……!!原村和……!!
こんなのデータ外……!!!」
と、布団とペンギンを抱きかかえたまま、ぼすぼすと足を動かしていた。
[メイン2] 原村 和 : 和からすれば、MBを着るときよりも恥ずかしかった。
[メイン2] 原村 和 : 「……へっ……」
[メイン2] 原村 和 : 「…………そういう、もの……なんでしょうか」
[メイン2]
水野愛 :
「そういうものよ。だって私たち、もう友達じゃない」
ニッコリと笑って
[メイン2]
原村 和 :
距離感があっておかしい……か。
う、少し恥ずかしいけれど……もう少し近づくのが、本当……かな。
[メイン2] 原村 和 : 「…………っ!?」
[メイン2] 原村 和 : 「と、友だち……!!」
[メイン2]
原村 和 :
無表情そうに見えた顔に、ぱぁああ。
顔が輝いた。
[メイン2] 水野愛 : 「そう、友達」
[メイン2] 水野愛 : その顔を見て、笑みをさらに深めて
[メイン2]
水野愛 :
「ほーら、海の家、行くんでしょ?」
飛びついて抱き着くように片腕を掴む
[メイン2] 原村 和 : 「ひゃっ……!?」
[メイン2] 原村 和 : ち、ちか……!それに、肌も……や、柔らかくて……は、はうぅう……
[メイン2] 原村 和 : ぼしゅう、と。無表情げな顔に、真っ赤に顔がほてりつつ。
[メイン2] 水野愛 : その様子を見て、アハハと屈託なく、今自分がマイクロビキニであることを忘れているように笑い
[メイン2]
水野愛 :
「早く行かないと売り切れちゃうかもよ」
今度はいたずらげな笑みを見せる
[メイン2] 水野愛 : アイドル出ない時の本来の水野愛は、こうして表情がコロコロ変わる、いたいけな少女だった
[メイン2]
原村 和 :
「……だ、ダメですっ!
た、確かに急がねば、買える確率は0%に近づいてきてしまいます……!」
[メイン2] 原村 和 : その笑いに、焦ったようにこくこく、と頷いて。
[メイン2]
原村 和 :
……そういえば。
何だか、愛さんって、ころころ、顔が変わる……
なんだか、アイドルの時は、すっごい明るい人だけど……
[メイン2]
原村 和 :
わたしとは違って、とっても……華やかで、楽しい。
彼女が笑うたびに、こっちもなんだかうれしくなっちゃう。
[メイン2] 原村 和 : 「……えへへ」
[メイン2] 原村 和 : 「そうですね、急がなきゃ……遅れちゃいますっ……!」
[メイン2] 原村 和 : 「……行きましょう、愛さん……!!!」
[メイン2] 原村 和 : 腕を組みなおして、にこっ!と。
[メイン2] 原村 和 : 無表情ではなくしっかりと笑みを見せて、そう言った。
[メイン2]
水野愛 :
「ええ…!」
それにまた生来の笑みで返して
[メイン2] 水野愛 : こうして、本来の自分を出せる、”日常”を一つ手に入れた少女は
[メイン2] 水野愛 : 友だちと共に、楽し気に海の家へと向かっていった
[メイン2] 水野愛 : こうした一つ一つの日常は、とてもとても”マイクロ”で儚いけれど
[メイン2] 水野愛 : この暗いところもある世界を壊し変える、”小さく破壊的”な希望でもある
[メイン2] 水野愛 : だから、この日常を守って、支えたいと思うのだ
[メイン2] 水野愛 : この小さくて、暖かくて、大好きな日常を
[メイン2] 水野愛 :
[メイン2] 水野愛 :
[メイン2] 水野愛 :